【今さら聞けないシリーズ】クランクベイトについて無知すぎた。

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みんな大好きクランクベイト。

キャストして巻くだけで扱いやすく魚も釣れる。僕も大好きなルアーの1つです。

今回はクランクベイトについて自身の知識を整理するためにも記事にしました。

この記事で分かること

クランクベイトとは

簡単に言うとルアーのボディにリップが付いていて、リールを巻くとアクションしながら潜っていくルアーです。

潜行深度で分類される

クランクベイトは潜行深度で以下のように分類されます。

  • SSR:スーパーシャローランナー
  • SR:シャローランナー
  • MR:ミドルランナー
  • DR:ディープランナー
  • EXDR:エクストラディープランナー

上から順に超浅い→浅い→中間→深い→超深いって感じです。

潜行深度に定義はない

〇〇m潜るとシャローランナーというように──、潜行深度に定義はないです。フィールドによっては2mがシャローレンジになるケースもあればミドルレンジになるケースがあるからです。

ちなみに定番のOSPブリッツの潜行深度は⬇︎の通り

分類潜行深度(m)
SSR~1.5
SR1.5~2
MR2m
DR3m
EXDR4m
※潜行深度はおよその数値

主なサイズは5種類

よく見るサイズは以下の通り分類されています。

  • タイニー
  • スモール
  • レギュラー
  • ラージ
  • マグナム

潜行深度と同様にサイズに定義はないみたいです。

参考になるか分かりませんが僕は下記のようにサイズを分類しています。

タイニーは40mm、スモールは40〜50mm、レギュラーは50〜60mm、ラージは60〜70mm、マグナムは70mm〜

フラットサイドとラウンドボディ

ボディ形状はフラットサイドとラウンドボディの2つあります。

フラットサイド

引用:LureNewsR

名前の通りボディの側面がフラットになっています。ラウンドと比べて浮力とアクションが弱いのが特徴です。

水温低下したタイミング(初冬や早春)で使うのがいいと思います

ラウンドボディ

ボディがフラットサイドより丸みを帯びています。浮力がありアクションが強いのが特徴です。販売されている多くのクランクベイトがラウンドボディです。

リップの形状の違い

クランクベイトといえばリップ。定番のリップの形状は3つあります。

  • ラウンドリップ
  • スクエアビル
  • コフィンリップ

リップの形状によって特徴(アクションや障害物回避率など)が変わります。

ラインアイの位置、リップ幅やボディ形状などで特徴が変わる場合があります。

ラウンドリップ

リップの先端が丸くなっているのがラウンドリップです。リップの形状上、水の抵抗を受けにくいので、タイトでピッチの速いアクションが特徴的。

障害物回避性能はカバーに当たると跳ねにくいので、カバーを舐めるようにトレースすることができます。

一般的なリップ形状ですね

スクエアビル

リップの形状が四角くなっているスクエアビル。ラウンドリップより水の抵抗を受けるので、アクションは強く巻き抵抗があります。

リップが広いので障害物回避性能が高いです。そのためカバークランクとして使われます。

シャロークランクによく見るリップですね

コフィンリップ

スクエアリップの角を切ったような形状がコフィンリップ。アクションはラウンドリップとスクエアリップの中間です。障害物回避性能も高いです。

代表的なルアーにOSPのブリッツがありますね

リップの素材について

リップの主な素材は以下の通りです。

  • ポリカーボネート
  • サーキットボード

ポリカーボネード

ポリカーボネートは頑丈なプラスチックといった感じです。耐衝撃性が高いのでカバーにガンガン当てても削れにくい特徴があります。

サーキットボード

一方、サーキットボードはグラスエポキシで形成された素材です。薄くて軽く、そして水噛みが良いのでルアーアクションは細かくなります。

ボディの素材

ボディの主な素材は以下の通りです。

  • ABS樹脂
  • ウッド素材

ABS樹脂

市販のハードルアーの多くはABS樹脂です。ABS樹脂は一般的な樹脂よりも強度があり耐久性があります。デメリットは樹脂のため熱に弱いです。

高温環境下の場所に放置していると変形するので夏場は特に注意しましょう。

ウッド素材

ウッド素材は浮力が高いのでトップウォータープラグに使われたりします。ウッドルアーはボディが空洞になっていないので、プラスチックルアーのように割れて浸水するリスクはありません。

ただし、ボディが空洞になっていないので重心移動システムの搭載が難しく飛距離が出ないデメリットがあります。

出典:クランクベイトのローリングアクションとウォブリングアクションの一考察〜

上記の通り様々な要因でクランクベイトのアクションが決まります。代表的なアクションはウォブリングとローリングです。

ウォブリングとはルアーのヘッドとテールが左右に動きます。ウォブリングが強いとアピール力が高まるので広範囲に探りたいときや水質が濁っているときなどに有効です。

ロールとはミドストのように左右交互にパタパタ倒れる動きです。明滅によるフラッシング効果で魚を誘います。

めちゃくちゃ参考になる北大祐プロの動画です。アクションについて詳しく解説してあります。

メリット

クランクベイトのメリットは以下の通りです。

  • レンジコントロールが容易
  • 操作は巻くだけでシンプル
  • ルアーパワーがある

クランクベイトは種類によって潜行深度が決まっているので、レンジコントロールがしやすいです。そのため自分が狙いたいレンジを正確に一定に狙えます。

基本巻くだけで勝手にルアーがアクションするので操作性は高いです。時期や天候にあまり左右されず、ルアーパワーもあるので状況が分かりづらいときに頼りになります。

デメリット

クランクベイトのデメリットは以下の通りです。

  • サスペンドできない
  • 一定のレンジしか探れない

クランクベイトは巻くの止めると浮くので水中でサスペンド(停止)することができません。また、クランクベイトは潜行深度が決まっているので幅広くレンジを探ることが苦手です。

例えばスピナベの場合──、キャスト→着水してすぐ巻けば水面直下を探れます。逆に着底してから巻けばボトム付近を探ることができます。

性能や個性を把握することが大切

正直、クランクベイトは潜行深度くらいしか気にしてませんでしたが──、リップやボディの形状、材質などの違いでアクションや潜行角度など細かい違いがあり奥深いルアーだと感じました。

ルアー1つ1つの性能や個性を理解し、そしてフィールドの状況に応じて使い分けること。それが出来るようになれば釣りがより一層楽しくなるだけでなく魚のキャッチ率も増えそうです。

奥深い世界。マスターするためには?

多種多様のクランクベイトを片っ端から使ってみること。それが1番の方法だと思いますが──、ルアーが多過ぎて全部試すのは現実的に無理ですよね。お金も時間も膨大にかかります。

ここからは僕の場合ですが・・

まずタイプ別のクランクベイトを3つ選定して色々試してみます。そして理解が高まったら1つずつ他のクランクベイトを試していって、最終的に10種類まで増やせれば良いかなーって。

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この記事で分かること