ロッドをリビルドしたので情報をまとめてみました。ちなみにリビルドって——、
「再構築・再建・立て直す」などの意味を持つ英単語
という意味らしいです。あまり聞いたことがなかったのでなんか新鮮。
時間はかかりましたが僕みたいな不器用な人でもできたんで、ロッドリビルドを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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ロッドをリビルドした理由
今回リビルドした竿はダイワのブラックレーベルFM 701MHFBです。ちょっと古い竿ですが知る人ぞ知る名竿で、中古で安かったので巻物専用で購入しました。
魚を掛けやすくバラしづらいのと、パワーも十分あるのでお気に入りの竿です。ただ1つだけ気になる所がありまして、この竿グリップが短くてちょっと使いづらいのです。
僕はグリップが長い方が好き。理由は下記の通り2つあります
- グリップを脇に挟んでリールを巻きたい
- 両手でグリップを掴んでキャストしたい
そんな訳で思い切って、自分が使いやすいようにリビルドしてみました。
中古で安かったんで最悪失敗しても勉強ってことで
参考にしたサイト
今回リビルドするにあたって参考にしたサイトと動画です。
サイト→DeeP STREAMさん
動画→空蘭々SoraRara 釣りchさん
とても分かりやすく有益なサイト
ロッドリビルドの手順について
①グリップを剥ぐ
まずグリップに付いているコルクを剥ぎます。
ペンチでコルクをザックリむしり取って、その後に細かいコルクのカスをカッターで削ぐって感じですかね。
接着剤の部分はライターで軽く炙ってやると綺麗に削げます。
こんな感じでフロントとリアグリップのコルクを剥ぎます。
ブランクを傷つけないように注意
②シートレールを外す
この作業がマジで大変でした….
カッターとニッパーを使い、シートレールを削って外そうと思ったんですが——、
シートレールまじ硬すぎ。全然削れへん
そんな訳で持っている道具じゃダメだと思い、みんな大好きカインズホームへ出向。マルチカッター?っていうのを買ってきて作業再開し、なんとか外しました。
シートレールが外れてロッドのブランクがこんにちはの状態
③金具パーツを外す
シートレール外したら、次にこの謎の金具?パーツを外します。いや、まだあんのかーいって感じ。
これもまた大変で……
僕はシートレール同様にマルチカッターで少しずつ削り外しました。
④新しい部品を仮組みして位置を決める
新しいシートレール、グリップ、グリップエンドを仮組みして位置を確認します。
グリップを長くする為に、シートレールを従来の位置からティップ側に移動しました。
新たにブランクを買って延長する方法もあるみたいですが、それだとロッド自体が長く重くなるので今回は不採用で。
因みに買った部品は下記の通りです。
- リールシート【富士工業 パイプシートECS SD16-15.0 】
- グリップ【東邦産業 ストレートEVAグリップ】
- グリップエンド【ジャストエース ラウンドエンドキャップREC-30RC17】
ブランクの径が約14mmなので各パーツの内径は15mmを選択しました。
金額も全部で3,000円程度。ネットで即購入出来るので手軽に揃えられます。
⑤パーツをブランクスに接着する
パーツの位置が決まったら接着剤で固定していきます。画像にあるAとBの液剤を混ぜてブランクに塗り各パーツを組み立てれば大丈夫です。
混ぜた接着剤は硬化していくので作業は速やかに
組み立て終わったら、完全に接着剤が固まるまで放置しときます。
完全に接着剤が固まったら完成です。
グリップエンドはコルクにして正解。デプスのサイドワインダーみたいな見た目になりました
自分好みにリビルドすることで愛着が湧く
不器用な素人が初めてロッドリビルドに挑戦してみました。以下感じたことです。
- グリップ延長程度ならお金は全然かからない
- 作業自体はシンプル。ただし慣れないと時間がかかる
- リビルドで自分が求めていたものに。操作が快適になった
方法が全くわからなかったんで正直できるか不安でしたが、実際やってみると作業はシンプル(パーツを取る→付ける)で分かりやすく簡単でした。
ただシートレールを外す時は大変だったんで、効率的に作業ができる工具はマストですね。
ちなみに作業時間は1時間30分程度かかりました。(接着待ちは含まず)
今回のリビルドは僕にとっていい経験でした。自分で作業し自分好みのロッドになったので操作性の向上だけでなく、オンリーワンの特別感があり道具に対して愛着が湧きました。
もし道具に対して何か気に入らない点があれば、すぐに買い換えるのを一旦待って、リビルドにチャレンジしてみるのも面白いと思います。
勿論、出来る範囲で。無理は禁物です