便利じゃなくて、いい感じ。─それがフェアーハンド。
夜のキャンプ場って、驚くほど静かですよね。虫の音と、焚き火がはぜる音と、自分の呼吸だけ。
そんな時間にフェアーハンドを灯すと、空気がふっとやわらかくなる気がします。
LEDランタンの明るい光も、もちろん便利ですが─、このランタンの炎には、揺らぎと“間”があります。
ただ灯しているだけなのに、「今日もいい日だったな」と思えてしまう。
そんなフェアーハンドのランタンについて、ご紹介します。
火をつけた瞬間、キャンプの夜が始まる─気がする。

フェアーハンドはドイツ生まれのオイルランタンで、100年以上ほとんど姿を変えていません。
たぶん、最初から完成していたんでしょう。
マッチを擦って火を灯すその瞬間、ふっと肩の力が抜ける。
焚き火ほど派手さはありませんが、あの柔らかな灯りが、そっとその場を包み込んでくれます。
WAQとフェアーハンド、性格が正反対でちょうどいい。
WAQのランタンは“頼れる太陽”のような存在です。暗くなっても「まだ昼ですけど?」という顔でしっかり照らしてくれます。
一方でフェアーハンドは、光よりも“空気”を照らすタイプ。
- 明るさで盛り上げるWAQ
- 雰囲気で包み込むフェアーハンド
二つ並べると、キャンプの夜がちょっと特別になります。
芯を替えれば、また火がつく
フェアーハンドは芯に火をつけて使用します。芯は消耗品ですが、ちゃんと替えがあるので心配いりません。
燃料は灯油でもパラフィンでもOK。ガソリンはNGです。こちらも、Amazonや楽天ですぐに手に入るので安心です。
つまり、ずっと使える道具ということ。
「使い捨て」ではなく、「育てていく灯り」なので、手間がかかるほどに、愛着が増していくギアです。
炎のあるキャンプは、やっぱりいい

火をみていると、なぜか落ち着きますよね。何もしていない時間なのに、満たされていく感じ。
フェアーハンドはそんな“間”を楽しむためのランタンです。
もちろん、停電などの非常時にも使えます。でもそれは“ついでにうれしい”くらいでちょうどいい。
このランタンはあくまで、「夜を楽しむための道具」であってほしいです。
【まとめ】夜を楽しむ人のための灯り
フェアーハンドの灯りは、キャンプでも防災でも、どこか安心感をくれます。
マッチで火を灯すひと手間も含めて、使うたびに好きになるランタンです。
派手さはないけれど、そっと寄り添ってくれる──そんなところが魅力かもしれません。もし機会があれば、ぜひあかりを灯してみてください。
